puffer-17


スマートフォンをかなり使って目の疲れが出ましたのでドラッグストアで目薬を購入しました。
目薬をさしますと、目がスーとする感じで良いですね。

目薬に関しましての説明をいたします。

目薬(めぐすり)とは「点眼薬」「点眼液」の通称で、目に直接投与する液状の薬です(薬機法で医薬品に分類されている)。市販されているものと薬局で処方箋なしで買えるもの、医師から処方されるものがあります。日本薬局方においては「点眼剤」として規定されています。

概要
目の乾燥、炎症を抑えるためや、目脂・目のかゆみ解消に使われます。また、単に目をすっきりさせるさしごこちの清涼感を求めることにも使われています。動詞として「目薬を差す(点す)」と使われます。

目薬は刺激を抑えるため、多くは涙とほぼ同じpH、浸透圧に調整されています。また無菌的に製造されまして、一回使い切りのものを除き無菌性を保つためほとんどの製品は防腐剤が加えられています。開栓後は早めに使い切った方が良いです(1ヶ月程度)。

その他、最近ではコンタクトレンズ利用者の目のトラブルが急増しておりまして、眼科に訪れる客の4割がコンタクトレンズによる目の不調を訴えるといいます。そのため、ここ最近になって瞳に潤いをもたらす目薬が注目されています。

有効成分が水溶性で、かつ薬液中で安定する場合には水性点眼剤、水に難溶でありますが安定する場合は懸濁性点眼剤、水に難溶で、かつ薬液中で不安定な場合には油性点眼剤、水溶性でありますが薬液中で不安定な場合には、使用の都度粉末または錠剤を溶解液に溶解して点眼する用時溶解点眼剤として製造されます。眼科領域で使用されるうち、点眼剤以外の剤形としては眼軟膏剤があります。これは油性点眼剤と同様に、主に水に難溶で不安定な場合に用いられますが、それ以外の物性でも軟膏が採られることがあります。

歴史
古代エジプト時代、人間が目脂に虫が付かないように目に薬を塗っていたのが始まりと言われています。

日本では16世紀末(安土桃山時代)に点眼薬の原型となります「清眼膏」が売られていました。これは二枚貝の片方に軟膏のような薬剤を入れ、もう片方を使い水で薄めて目につける形式のものでした。

江戸時代に入り18世紀に、硫酸亜鉛溶液「精奇水」が発売されました。これは小さな陶器製の入れ物に薬液を入れたものでした。

明治に入り、田口參天堂(現・参天製薬)が1899年に点眼方式の目薬を初めて開発しまして「大學目藥」として発売します。当初は綿棒に薬液を染み込ませ垂らして点眼していましたが、後に瓶入りの薬液をスポイトで吸い取り点眼する方法となりました。しかし、これらの方法は適量の点眼に向いておらず不衛生である点が問題となっていました。

1931年、信天堂山田安民薬房(現・ロート製薬)が両口式点眼瓶を発明しました。瓶の上部にゴム製のピストンを取り付けまして、目に適量を垂らすことが可能になりまして衛生面の問題も解決しました。ロート目薬(1909年発売)はこの発明により一躍ヒット商品となりますが、大東亜戦争の激化によりゴムが軍事物資として徴用されたことから両口式点眼瓶は姿を消し瓶の底を指で弾いて点眼する一口叩き式点眼瓶に取って代わられました。

第二次世界大戦の終結後は再度、両口式点眼瓶が復活しますが1962年、参天製薬が従来のガラス瓶に代わりプラスチック瓶を採用した「スーパーサンテ」を発売しました。壊れにくく柔軟性がありますプラスチックの採用により持ち運びが容易になると共に、容器自体を指でへこませて適量を点眼することが可能になりました。

現在の一般的な目薬は点眼口が容器の上にありますが田辺製薬(現・田辺三菱製薬)が容器の横に点眼口のあるサイドドロップ容器を開発しまして、2001年度グッドデザイン賞を受賞しました。先端恐怖症で点眼が苦手な人でも簡単に点眼することができます。

現在発売されている容器は、中央部がややへこんだ形のものが多くなってきています(ディンプル型)。これはより点眼が容易かつ確実に行えるように工夫されたものです。

有効成分
抗炎症剤、ビタミン剤、血管収縮剤、抗ヒスタミン剤など(添加物として防腐剤、清涼剤、pH調整剤などを含有する)。

医療用ではこのほかに散瞳剤、縮瞳剤、眼圧降下剤、白内障治療剤、ステロイドホルモン剤、抗生物質、局所麻酔剤などがあります。

使用法
キャップを開け顔を上げて目に対して垂直に2~3センチほどの高さに据え、1~2滴程度の薬液が出る強さで容器を指で押します。あまり高くしますと目に入りません。
薬液の汚染を防ぐため、点眼の際には容器の先端がまぶたやまつげに触れないようにします。目薬に混入した異物のほとんどは使い方の誤りによる使用者の目脂でありまして、このように異物が混入した目薬は絶対に使用を控え薬液を廃棄します。
目薬は1滴で充分な量があります(但し、使い切りタイプを除く)。これは目薬1滴の体積が目の表面にためることのできる容量とほぼ同じかそれ以上であるからでありまして、2滴以上点眼しても溢れるか鼻腔に流れ込むだけです。また、目から溢れたものはかぶれることがありますので濡らしたガーゼなどで拭き取った方が良いです。特に医療用点眼薬は副作用の強いものも多いので、注意が必要です。
点眼後は、薬液が涙道を通って鼻腔に流れ込まないようにするため、1分程度は涙嚢部(目頭)を押さえるべきです。あるいは、単に目を閉じておくだけでも涙嚢部圧迫と同様の効果があります。しかし、目をパチパチ瞬かせてしまうとせっかくの目薬の成分が浸透せず涙と一緒に流れ出てしまいまして、十分な効果が得られません。
2種類以上の目薬を差す必要がある場合には、5分ほど間隔を空けます。すぐに注しても先に注した目薬が押し出されて流れ出てしまうだけです。
コンタクトレンズ装着時には、特に表示や指示がない限り一般的には点眼してはいけません。特にソフトコンタクトの場合は、(一部点眼可能な商品もあるが)必ず外して点眼するべきです。

事故
目薬が原因で人が死に至る場合もあります。1957年(昭和32年)3月6日付の読売新聞に目薬を点眼した54歳の女性が目薬が原因でショック死したとの記事が書かれています。

その他
特殊な用途
目薬は演技で涙を流しているように見せるためにも用いられることがあります。
流説として、目薬をコーヒーや酒などの飲み物に垂らして睡眠薬あるいは媚薬として使う方法が知られています。しかし目薬には鎮静作用を促す成分が含まれている場合がありますが、そのような効果は期待できません。飲んで効くなら、目に点した方がよほど効果的だとの指摘もあります。
他薬品の誤用
目薬と間違えて水虫薬など滴下型の容器に入った薬品を点眼しまして、負傷する事故が発生しています。その防止のため厚生労働省は新たに認可する水虫薬についてはノズル部分を赤、黒、茶色にすること、滴下型の水虫薬を引き続き販売する場合は容量を10ml以上にするなどの対策を製薬会社などに通達しています。

主なメーカー
目薬の製造には専用の生産設備が必要なため、これらのメーカーの中にはOEMも多いです。例えば、常盤薬品工業が配置用に発売しています「アイエースV クール」はロート製薬が製造しています。

ロート製薬 - ロート、アルガードシリーズ。一般用目薬トップシェア
参天製薬 - サンテシリーズ、大学目薬。医療用目薬トップシェア
大正製薬 - アイリスシリーズ
ライオン(旧・玉置製薬) - スマイルシリーズ
ジョンソン・エンド・ジョンソン - バイシンシリーズ(ファイザーがOTC部門を同社に売却、武田コンシューマーヘルスケア(旧・武田薬品工業)が販売)
千寿製薬 - マイティアシリーズ(武田コンシューマーヘルスケア(旧・武田薬品工業)が販売)
佐藤製薬 - ノアールシリーズ
田辺三菱製薬(旧・田辺製薬) - アスパラ目薬シリーズ
久光製薬 - 眼涼シリーズ
第一三共ヘルスケア(旧・藤沢薬品工業→ゼファーマ) - エージーアイズ、アイルック(日本ドラッグチェーン向け)
常盤薬品工業 - アイエースV クール(配置用)
池田模範堂 - こどもアイスーパー

目薬には、いろいろな事がありますね…
使い方に気を付けて、正しく目に点眼してください。